室内での熱中症・脱水症状が高齢者に多い理由
はじめに
地球温暖化に伴い、異常気象が各地で起こっています。
過去最高気温を更新しているエリアが多くなってきているような現代では、
日中の外での活動も規制されるようになってきました。
この事によって、熱中症によって病院に搬送される方・高齢者の脱水症状による死亡のニュースがよく聞かれるようになりました。
しかも高齢者のケースの場合には、外ではなく自宅にいながら熱中症・脱水症状が起こっている事がほとんどなんです。
なぜでしょうか?
脳への伝達力の低下が原因!?
高齢者に多い原因として言われているのが、脳への伝達力低下です。
人間は年を重ねるごとに脳への伝達スピードが落ちていきます。
こんな経験ありませんか?
赤信号で停車中の車内で、信号が青に変わるのを待っている運転者があなたです。
横断歩道が横切っていて、1人のご老人が渡っています。
歩行者用信号を見てみると、すでに点滅しているのにご老人は横断歩道の1/3あたりを歩いている。
こちらの信号が青に変わっているのに、ご老人が渡りきるまで車を発信することができない。
多くの方が経験あるかもしれませんね。
これは自身では渡れるという判断を下して渡っているのですが、
脳への伝達スピードが若い人に比べて劣るので起こる事だと言われています。
更には、高齢者の運転による事故が多いのも脳への伝達スピードが影響していると言われています。
ブレーキとアクセルを踏み間違えたり、高速道路で中央分離帯に追突したりするのは、
咄嗟の判断が遅れてしまうことによって大事故へと繋がっているケースが少なくないようです。
話が逸れましたので、本題へと戻します。
つまり、脳への伝達スピードが遅くなってきている事が原因で「部屋が暑い」「のどが渇いた」という信号が脳に伝わるのが遅れるという事が言えるのです。
これによって、室内にいながら熱中症・脱水症状が起こるわけです。
まとめ
若い時には、のどが乾いたらすぐに水分補給ができるし、暑くなったらエアコンや扇風機を回すことだってできるので何故と思うかもしませんが、人間が年を取れば伝達スピードは誰だって落ちるものです。
ですから、周りの方がサポートする事が必要だという事です。
もし周りに高齢者がいたら、自分と同じ感覚ではないと思って労わってあげましょうね!
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